【3級】その他の生命保険と主な特約
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変額保険は、保険事故が起こった時に支払われる保険金や年金等が変動する保険です。
生命保険は、通常、保険事故が起こった場合に、あらかじめ決められた保険金額が支払われます。
これは、契約者が支払った保険料は、保険の種類に関わらず、全て一般勘定でまとめて保険会社が運用を行い、運用リスクを保険会社が負っているからです。
一方、変額保険の契約者が支払った保険料は、特別勘定という別勘定で運用され、保険事故が起こった時点での運用成果によって、受け取るお金が変動する仕組みになっています。
つまり、変額保険の運用リスクは、契約者が負っています。
但し、一般的に、死亡保険金には最低保証額があります。
一般的に、満期保険金や解約返戻金には最低保証はありません。
特定(三大)疾病保障保険は、被保険者が、がん・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかにより所定の状態になった場合に、被保険者が生きている間に特定疾病保険金が支払われる保険です。
特定疾病保険金が支払われた場合には、保険契約が消滅します。
また、特定疾病保険金が支払われずに、被保険者が死亡した場合には、その原因に関係なく死亡保険金が支払われます。
なお、特定疾病保険金の額は、死亡保険金の額と等しいです。
つまり、三大疾病になった場合には本人に保険金が支払われて、三大疾病にならずに被保険者が死亡した場合には、遺族に保険金が支払われますので、定期保険に生前給付の特約がついたようなもの、というイメージです。
試験では、「特定(三大)疾病保障特約付き定期保険」という表現で出題される事が多いです。
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リビングニーズ特約は、余命6ヵ月以内と診断された場合に、被保険者の生存中に、死亡保険金の一部または全部を受け取る事ができる特約です。
リビングニーズ保険金は、遺族の生活保障だけでなく、被保険者の生前の治療費や思い出作りに使う事ができます。
なお、リビングニーズ特約を付ける場合には、別途特約保険料がかかりません。
保険会社からすると、今保険金を払うのも、半年後に保険金を払うのも、大差ありませんので、特約の保険料は無料です。
但し、リビングニーズ保険金は、利息と手数料分、死亡保険金よりも少なくなります。
リビングニーズ保険金は、可哀想な人が受け取るお金ですから、所得税等の税金はかかりません。
但し、受け取った保険金を被保険者が使い切らないうちに死亡した場合には、使い切らなかった保険金は相続税の対象となります。
傷害特約は、不慮の事故または特定感染症により、180日以内に死亡または所定の高度障害状態になった場合に、保険金が支払われる特約です。
試験対策上、事故で死亡したら保険金がもらえて、病気で死亡したら保険金がもらえない特約だと思って下さい。
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