【3級】傷害保険
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傷害保険は、業務中を含む日常生活において、偶然、急激、外来の、3つの要件を満たす事故でケガをした場合に、保険金が支払われるものです。
但し、地震・津波・噴火によるケガや、細菌性食中毒は、基本的に、補償の対象外となっています。
<傷害保険による補償の対象となる事故の例> | |
・ | スポーツ中の捻挫 |
・ | 階段を踏み外した事によるケガ |
・ | 天ぷらの油跳ねによる火傷 |
<傷害保険による補償の対象とならない事故の例> | |
・ | 靴擦れ、しもやけ、熱中症(徐々に症状が悪化するので、急激ではないため) |
・ | 脳卒中、心筋梗塞(外来でないため) |
・ | 危険なレジャー中の事故(偶然とは言えないため) |
細菌性食中毒については、試験対策上、素人が料理をして細菌性食中毒にかかるのは、ある意味必然的なので、基本的に、偶然という要件を満たさないから補償されないと思って下さい。
素人が料理をすると必然的に起こる、というイメージです。
普通傷害保険は、24時間、国内外を問わず、交通事故、レジャー中の事故、仕事中の事故等、日常生活の様々な事故による傷害に備えるものです。
また、保険料は、職業・職種により区分されており、年齢や性別による差はありません。
海外での事故や、仕事中の事故も対象になるという点は、勘違いする人が多いので、間違えないようにしてください。
家族傷害保険は、普通傷害保険の補償対象を家族に広げたもので、補償内容は変わりません。
ここで言う家族とは、本人と配偶者と、本人または配偶者と一定の血縁関係のある同一生計の同居の親族、別居の未婚の子を指します。
また、契約締結後に生まれた親族は、自動的に被保険者になります。
意外かもしれませんが、家族傷害保険の保険料は、記名被保険者本人の職業・職種により区分されていて、親族の職業・職種・人数は関係ありません。
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交通事故傷害保険は、国内外を問わず、交通事故と交通乗用具の事故による傷害を補償します。
交通乗用具の範囲は結構広いので、様々な事故が対象になります。
[交通事故傷害保険により補償される事故の例]
・ | 運転中の交通事故によるケガ |
・ | 歩行中の交通事故によるケガ |
・ | バスやタクシーに乗車中のケガ |
・ | 駅の構内(ホームや階段、改札など)でのケガ |
ファミリー交通傷害保険は、交通事故傷害保険の補償対象を家族に広げたもので、補償内容は変わりません。
なお、ここで言う家族の範囲は、家族傷害保険と同じです。
国内旅行傷害保険は、国内旅行の行程中の傷害を補償するもので、家を出発してから帰宅するまでに怪我をした場合に、補償されると思ってください。
なお、国内旅行傷害保険では、細菌性食中毒は、補償の対象となります。
また、地震・津波・噴火によるケガは、補償の対象となりません。
海外旅行傷害保険は、海外旅行の行程中の傷害を補償するもので、家を出発してから帰宅するまでに怪我をした場合に、補償されると思ってください。
したがって、旅行の行程中に国内で怪我をした場合は、補償の対象となります。
なお、海外旅行傷害保険では、細菌性食中毒は、補償の対象となります。
また、地震・津波・噴火によるケガは、補償の対象となります。
細菌性食中毒は、試験対策上、素人が料理をして細菌性食中毒にかかるのは、ある意味必然的なので、基本的に、偶然という要件を満たさないから補償されないと覚えると便利です。
したがって、普通傷害保険では保障されませんが、旅行中はプロが作った物を食べるはずなので、国内旅行傷害保険と海外旅行傷害保険では補償されます。
地震・津波・噴火によるケガによるケガは、主に国内での事故を補償する、普通傷害保険や国内旅行傷害保険では補償されませんが、海外旅行傷害保険では補償されます。
これは、日本は地震・津波・噴火が多く、海外は日本よりも地震・津波・噴火が少ないからだと思って下さい。
ただ、普通傷害保険は海外での事故も補償しますので、覚え方としては微妙かもしれません…
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