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【3級】マーケットの変動要因

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前置き

ここの論点の目標は、ある出来事が起こると、何かの価値が上がるか下がるかという判断が、出来るようになる事です。

そう言うと少し難しく聞こえるかもしれませんが、 物の価値は全て需要と供給で決定されますので、需要と供給が増えるのか減るのか、連想ゲームのように考える論点であるとも言えます。

金利の変動条件

金利とは、お金を借りた人が、お金を貸してくれた人に支払うお礼です。

世の中にお金が余っていて誰でも借りられるような状態の時には、お金の価値が低いので、金利も低いです。

一方、世の中にお金があまりない時には、お金の価値が高い、つまり、高い金利を払ってもお金を借りたいという人が存在するので、金利は高くなります。

これを踏まえて次に進んでください。

<ワンポイント>
あなたが友達や同僚から何かを借りた時のことを思い起こしてください。
どこにでもあるようなものを借りた時にはお礼もそれなりですけれども、貴重な物を借りると、それ相応のお礼をしなくてはいけないというような気になると思います。

金利は、どのくらい価値のあるものを借りたか(その時のお金の価値)によって変わります。

<景気と金利の関係>
景気が良くなると、 物が売れるので、設備投資をして物を作ろうという人が増えます。

そうすると、お金を借りようとする人が増えますので、金利は上昇します。

つまり、景気の拡大は金利の上昇要因で、景気の後退は金利の低下要因です。

<物価と金利の関係>
物価が上昇すると、昨日1万円で買えていたものが、今日1万円では買えなくなるという事が起こります。
つまり、お金の価値が下がります。

お金の価値が下がるなら、お金を持っているよりも、物を買った方がいいという事になります。
また、借金をしても、お金の価値が下がると、実質的な借金は減る事になります。

ですから、物価が上昇すると、資金需要が増えて、金利は上昇するという理屈が成り立ちます。

このように、物価の上昇は金利の上昇要因で、物価の下落は金利の低下要因です。

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為替の変動条件

ニュース等で、円高とか円安と言う言葉を見たり聞いたりしますが、あれは、円と言う通貨の価値が高いとか低いとかという意味です。

つまり、円高とは、円の価値が高くなる事を意味し、円安とは、円の価値が低くなる事を意味します。

なお、通貨の価値が高くなったり安くなったりする要因と理屈は、需要と供給の関係で説明する事ができます。

ある国の通貨が欲しいので買いたいという人が増えれば、その国の通貨の価値は高くなりますし、その国の通貨はいらないので売りたいという人が増えれば、その国の通貨の価値は安くなる、という事を踏まえて、次に進んでください。

<国内金利と為替の関係>
国内金利が上昇すると、円で預金したいという人が増えます。

そうすると、外貨が売られて円が買われますので、円高になります。

つまり、国内金利の上昇は円高要因で、国内金利の下落は円安要因です。

ちなみに、同様の理屈で、海外金利が上昇すると、その国の通貨に対して相対的に円安になります。

<物価と為替の関係>
国内物価が上昇すると、通貨の価値が下落します。

そうすると、円が売られますので、円安になります。

別の例えをするなら、例えば、アメリカのハンバーガーが1ドルで、日本のハンバーガーが100円であったとします。

この時、日本のハンバーガーの値段が上昇すると、円でハンバーガーを買うよりドルでハンバーガーを買った方がいいと考える人が増えます。

よって、円を売ってドルを買う動きが強まりますので、円安になります。

つまり、1ドル=100円で釣り合っていたのが、1ドル=120円で釣り合うようになるイメージです。

このように、物価の上昇はその国の通貨を安くする要因で、物価の下落はその国の通貨を高くする要因です。

<ワンポイント>
戸惑いやすい論点だからこそ、丸暗記は厳禁です。
きちんと頭の中で理屈を整理して、理詰めで解けるようになってください。
相場動向と金融商品の選択

一般的に、景気が良くなると、金利や株価が高くなり、景気が悪くなると、金利や株価が低くなります。

そこで、景気が良くなっている局面では、将来の金利上昇が見込まれますので、お金を借りる際は、固定金利で借りるのがセオリーで、株式への投資は有利だと言えます。

逆に、景気が悪くなっている局面では、将来の金利低下が見込まれますので、お金を借りる際は、変動金利で借りるのがセオリーで、株式への投資は不利だと言えます。

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