【3級】投資信託の基本
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投資信託とは、たくさんの投資家が少しずつお金を持ち寄り、それを資産運用のプロに預けて、運用を任せる(運用のプロを”信”じて、お金を”託”す)ものです。
個々の投資家が少しずつ託したお金は、集まると大きなお金になって、様々な商品(株式・債券・不動産等)に投資されます。
つまり、投資信託は、様々な資産に投資するパッケージ商品というイメージです。
当然預けたお金はリスクがあるものに投資されますので、投資信託には価格変動リスクがあり、元本割れしてしまう可能性もあります。
投資信託の仕組みを利用して投資を行うと、一人で買おうとすると高価で手が出ないような資産でも、少額から部分的に購入することが可能です。
また、複数の投資対象に分散して投資しますので、少額からでも分散投資をしてリスクを軽減することができるのもメリットの一つです。
加えて、プロに運用を任せるので、プロのノウハウを活用することができるのも嬉しい点です。
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※ | 投資信託にはいくつかの種類がありますが、ここでは、試験対策上重要な、委託者指図型投資信託と呼ばれる投資信託の仕組みについて説明しています。 これは、銀行や証券会社で買える投資信託の事だと思ってください。 |
投資信託には、お金を投資する投資家と、お金を運用する運用会社の二者が存在します。
ただ、運用会社は、あまり身近な存在ではありませんから、投資家が直接、運用会社にお金を預けるケースはごく稀です。
そこで、投資家と運用会社との間に、販売会社(代理店)が存在します。
販売会社は、全国に店舗を持っている証券会社や銀行、或いはインターネット上で営業している金融機関等で、投資家が投資信託を買おうとすると、販売会社にお金を払い、運用会社に流れます。
しかし、運用会社が、すぐにこのお金を運用する訳ではありません。
なぜなら、運用会社は、資産運用をしてお金を増やすプロではありますが、お金を預かってきちんと管理するプロではないからです。
そこで、投資家から預かったお金は、お金を管理するプロである、信託銀行に預けます。
ですから、投資家のお金は、販売会社と運用会社を経由して、信託銀行で管理されています。
信託銀行固有の財産とは厳密に分別管理されていますから、販売会社、運用会社、信託銀行のいずれかが破綻した場合でも、投資家のお金は時価で保全されていますので、投資家への影響はありません。
なお、運用会社が信託銀行に預けている資産を運用しようとする時には、信託銀行に対して取引の委託(指示)を行い、信託銀行が実際の売買を行います。
このような仕組みになっていますから、運用会社を委託者、信託銀行を受託者と言います。
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