【3級】預貯金等*
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ゆうちょ銀行は、現在民営化され、基本的に、他の銀行と同じように扱われています。
但し、ゆうちょ銀行に預け入れる事ができる金額には、1人あたり元本2,600万円まで(通常貯金1,300万円と定期性貯金1,300万円の合計)という制限(限度額)があります。
なお、銀行に預け入れたお金の事や、銀行がお金を預かるサービスの名称を、預金や貯金と言いますが、ゆうちょ銀行以外の銀行に関するものが預金、ゆうちょ銀行に関するものが貯金だと思って下さい。
普通預金と通常貯金は、同じ役割の商品で、銀行預金の中で最もよく使われるものです。
1円以上1円単位で預けることができ、いつでも引き出すことができます。
貯蓄預金と通常貯蓄貯金は、貯蓄をする為の預金だと思って下さい。
預入残高が一定金額(基準残高)以上あると、普通預金より金利が高くなります。
また、普通預金や通常貯金と同様に、1円以上1円単位で預け入れることができ、いつでも引き出すことができますが、決済用口座として利用する事はできません。
これはつまり、給料や年金などの自動受け取りをしたり、携帯電話や光熱費などの引き落とし口座として利用したりすることができないという事です。
スーパー定期と定期貯金は、満期がある商品です。
普通預金や通常貯金に比べて利率が高い一方、中途解約する(満期より前にお金を引き出す)と、適用利率が低くなります。
なお、スーパー定期と定期貯金は、細かい部分が若干異なりますが、上記の事項は共通です。
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当座預金は、一般的に、事業用の預金口座として利用されているものです。
決済のための口座で、利息がつかず、預金の引き出しの際には、小切手や手形を使用します。
試験対策上、当座預金=決済用口座だと思ってください。
大口定期預金は、1,000万円以上の預入れを要件とする定期預金です。
銀行が大口顧客からまとまった預金を獲得するための口座というイメージで、金利が金融機関との相対取引によって決定します。
金融機関にとってみれば、1,000万円預けてくれるお客様と10億円預けてくれるお客様とでは、待遇が違うという事です。
期日指定定期預金は、満期日を指定することができる定期預金です。
預入れから1年以上経過すれば、いつでも自由に預金者が満期日を決めることができます。
但し、満期日の指定は、希望する日の1ヵ月以上前に行わなくてはいけません。
定額貯金は、ゆうちょ銀行の商品です。
他の銀行の商品と比較すると、期日指定定期預金に似ていて、期日指定定期預金と同様に、最初の一定期間は引き出す事ができず、それ以降は自由に満期を決定できるものです。
具体的には、預入れから6ヵ月間は途中で引き出す事ができず、それ以降はいつでも引き出すことができます(満期日の指定は不要で、預入れから6ヵ月経過すると、普通預金と同じような感覚です)。
なお、定額貯金の金利は、払い出し時に決定されるという特徴があります。
お金を引き出した時に、そのお金の預入期間が長ければ長いほど、段階的に高い金利が適用されます。
昨今の低金利の状況においては、全ての適用金利が0.01%となっていますので、現状は段階的に高い金利が適用されるという事はありません。
定額貯金と定期貯金は名前が似ていますので、混同しないようにしてください。
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